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4-13 蓮の微妙な変化 1

ผู้เขียน: 結城 芙由奈
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-06-26 20:59:23

 翌朝8時――

――ピンポーン

朱莉のマンションのインターホンが鳴らされた。その時、ちょうど蓮は朝ごはんを食べ終えた頃の時間だった。

「あ、きっと明日香ちゃんだ」

「ええ、そうね」

「僕がドアを開けてくるよ!」

蓮はダイニングテーブルの椅子から降りると玄関へ向かって駆けだして行った。

蓮がドアを開けるとやはり訪ねてきた人物は明日香だった。真っ赤なTシャツにジーンズ、スニーカー姿とスポーティーな姿をしている。

「おはよう、蓮」

明日香は笑顔で蓮に挨拶をした。

「うん、おはよう。明日香ちゃん。うわあ……明日香ちゃん。今日の服装すごく格好いいね」

「そう? ありがとう?」

明日香がにっこり笑うと、奥から朱莉が出てきた。

「おはようございます、明日香さん」

「ええ、おはよう。朱莉さん」

朱莉は明日香の姿を見て尋ねた。

「明日香さん、今日は蓮君とどちらへお出かけされるんですか?」

「ええ、実はねえ……遊園地に行ってみようと思ってるのよ」

「本当!? 遊園地? 行きたい行きたい! どこへ行くの?」

蓮は大喜びで手を叩いた。

「浅草花やしきへ行こうかと思ってね」

「まあ、花やしきですか? それは面白そうですね」

朱莉が言ったその時。

「だったらお母さんも一緒に行こうよ」

蓮が朱莉の手を握り締めた。

「蓮ちゃん……!」

朱莉は驚いた。今まで蓮は一度も朱莉に一緒に行こうと誘ったことは無いのに、何故今朝になってそのような事をいうのだろうか?

朱莉は慌ててチラリと明日香を見ると、明日香はじっと蓮の顔を見つめている。でもその顔はどことなくいつもとは様子が違って見えた。

(いけない……明日香さんにこれでは悪いわ)

だから朱莉はとっさに言った。

「ごめんね。蓮ちゃん。お母さんはお祖母ちゃんの面会に行って来なくちゃならないの。他にも色々おうちの用事があるから、明日香さんと2人で遊園地に行ってきてくれる?」

するとそれを聞いた蓮の瞳が一瞬寂し気に揺れたが、次の瞬間笑顔になっていた。

「うん。分かったよ、それじゃ明日香ちゃんと2人でお出かけしてくるね」

明日香もその様子に安堵したのか、笑みを浮かべる。

「蓮、それじゃすぐに行こうか?」

そして蓮に手を差し伸べる。

「あの、では蓮ちゃんの荷物を……」

すると明日香が言った。

「ああ、それなら大丈夫よ。蓮の為の荷物は全部用意してあるから。蓮はこのまま出
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